旧ブログ「鳥の飼い方ブログ」
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【インコ・小鳥】ペット酸素室レンタル おすすめ比較|安全性・使いやすさ・料金で獣医師が解説

こんな悩みに答えます
  • 動物病院で「酸素室が必要」と言われた
  • テルコムを紹介されたが、1年で26万円以上と聞いて驚いた
  • 種類が多くてどれを選べばいいかわからない

鳥専門の獣医師として、毎日の診察のなかで慢性的な呼吸困難を抱える鳥の在宅酸素療法をすすめることは珍しくありません。
費用のことで愛鳥と過ごす時間を諦めてほしくないと思い、この記事を書きました。

月額だけで比べると差が小さく見えますが、ケージ代・濃度計代・配送料を含めると、1年間で会社によって最大10万円以上の差が生まれます。
「鳥にも使えるのか」を解説しているサイトがほとんどないという問題もあります。

この記事では安全性・使いやすさ・料金の3軸で3社を比較し、状況別のおすすめをお伝えします。

「テールボビング・チアノーゼ・開口呼吸が酸素不足のサインかどうか知りたい」という方は、インコの呼吸症状・緊急サインの見分け方をあわせてご覧ください。

この記事でわかること
  • 主要3社の月額・初期費用・年額の比較
  • インコ・小鳥に使えるかどうか
  • 状況別のおすすめ
結論
  • ペット用レンタル酸素室はインコ・小鳥にも使える
  • コスパと酸素濃度の安定性を両立しているのはオーツーペット(12ヶ月プラン・テルコム比約10万円以上安い)
  • 動物病院での採用実績を重視するならテルコム(全国5,500院以上)
小鳥の獣医
小鳥の獣医

酸素室は選び方で費用が2倍以上変わることもあります。
この記事が参考になれば幸いです。

運営者 

もも小鳥の動物病院 院長・獣医師 腰原真由
この記事は、鳥専門獣医師が、学術論文や獣医学書、診療現場での経験をもとに、飼い主さんの判断の助けになるよう整理しています。
▶プロフィールはこちら

ペット酸素室レンタル 3社の料金比較

ペット酸素室のレンタル会社として代表的なのは、オーツーペット(運営:株式会社オーツーチャージ)・テルコム(2026年10月1日付で「株式会社JARMeCケアテック」へ社名変更予定)・ユニコムの3社です。
月額体系が複雑で分かりにくいですが、ケージ代・配送料・酸素濃度計代などを含めた12ヶ月の総額は会社によって大きく異なります。

月額・初期費用・12ヶ月総額の一覧表

主要3社の費用を一覧でご確認ください(2026年4月時点の公式情報をもとに作成)。

項目オーツーペットテルコム
(小型ケージプラン)
ユニコム
(Z-3000)
月額(目安)13,200円
(12ヶ月プラン)
19,800円〜13,000円〜
(酸素濃度計含)
初期費用0円基本料9,900円+送料6,600円〜9,500円(往復送料込)
ケージ代無料(12ヶ月モニターキャンペーン)1,320円/日・月上限19,800円(小型プランの場合)7,150円〜(スクエアS購入の場合)
12ヶ月総額
(目安)
約158,400円約260,700円〜(濃度計なし)約173,650円〜
途中解約不可(全プラン共通)可(日割り精算)
最短配送翌日翌日翌日
サポート時間9〜18時(土日祝含む)/メール・チャットは24時間以内返信年中無休9〜18時平日9〜18時/土日祝9〜16時(レンタル業務年中無休)

※看護時に使用予定の鳥かごやケースの大きさを確認して愛鳥に合ったプランを選択してください。

最新の料金・条件は各社公式サイトにてご確認ください。

安いのはどこ?12ヶ月累計で比較

12ヶ月使い続けるならオーツーペットが最もコストを抑えられます。

「月額10,000円のユニコムのほうが安くない?」と思われる方が多いのですが、初回費用・ケージ代・酸素濃度計レンタル代を合算すると、12ヶ月ではオーツーペット(約158,400円)よりユニコム(約173,650円)のほうが高くなります。

テルコム(小型プラン・濃度計なし)との差は約102,300円です。

月数オーツーペットユニコム
(Z-3000+スクエアS+濃度計)
テルコム
(小型プラン・濃度計なし)
1ヶ月13,200円約30,650円約36,300円
3ヶ月39,600円約56,650円約75,900円
6ヶ月79,200円約95,650円約135,300円
12ヶ月158,400円約173,650円約260,700円

動物病院からテルコムを紹介されるケースが多いのは、全国5,500院以上との取引実績がある業界最大手だからです。
信頼性は非常に高い会社ですが、費用面では3社の中で最も高くなります。
「病院からテルコムをすすめられたが費用が心配」という方こそ、オーツーペットという選択肢を知っておいてほしいと思います。

小鳥の獣医
小鳥の獣医

テルコムは品質・信頼性ともに確かな会社です。
一方でオーツーペットは費用面で大きなメリットがあります。
どちらが合っているかは、利用期間や予算の見通しによって変わります。

見落としがちな隠れコスト

費用を比較するときに見落とされやすいコストが4つあります。

レンタル酸素室の隠れコスト
  1. 酸素濃度計
  2. 配送料
  3. 設置費用
  4. 途中解約の扱い

1つ目は酸素濃度計です。

オーツーペットとテルコムは機器自体が酸素濃度を自動安定する設計のため、別途の濃度計は不要です。
ユニコムは口コミで「酸素濃度が24〜40%以上まで乱高下した」「一晩中手動で調整が必要だった」という報告が複数あるため、濃度計レンタル(月+約3,000円)は実質必須と判断しています。

2つ目は配送料です。

テルコムは往路・回収のたびに費用が発生します(6,600円〜往復)。

ユニコムの基本契約料(9,500円)には往復の送料やメンテナンス料なども含まれています。

オーツーペットの12ヶ月プランは往路の配送料が無料です。
ただし返却時の送料は借主負担(実費・自己手配)になります。
公式サイトに返送料の明記はありませんが、22kgの機器をヤマト運輸などで送る場合の目安は約2,000〜4,000円程度です(地域・業者によって異なります)。

3つ目は設置費用です。

テルコムは業者による設置サービスが選べますが、別途費用がかかります。
オーツーペット・ユニコムは自己設置のため設置費用はかかりません(いずれもスイッチを入れるだけで使えます)。

4つ目は途中解約の扱いです。

会社途中解約日割り
オーツーペット(全プラン)不可
テルコム返却日まで日割り計算(小型:1,320円/日・月15日以上は月額上限19,800円)
ユニコム1ヶ月単位(一部機種に2週間プランあり)

オーツーペットは公式FAQで「いずれのプランも途中でのご解約はできません。ご契約いただいた期限までは、お支払いが継続いたします。」と明記されており、1ヶ月・3ヶ月・12ヶ月のすべてのプランで途中解約ができません(公式FAQ)。

テルコムは日割り精算のため、月の途中で返却すれば使った日数分だけ課金されます(月に15日以上利用した場合はその月の月額上限が適用されます)。

ユニコムは1ヶ月単位でのレンタルです。

申し込み前に、かかりつけの獣医師と「どのくらいの期間、酸素室が必要そうか」をよく相談してください。

インコ・小鳥に使えるペット酸素室レンタル

ペット酸素室の情報は犬・猫向けが多く、「鳥にも使えるのか」が分かりにくいのが現状です。
鳥専門の獣医師が問い合わせ確認しました。

鳥かごが入るケージサイズ比較

インコを酸素室で看護するとき、いつもの鳥かごをそのまま酸素室ケージに入れられるかどうかが大切なポイントの1つです。
いつもの鳥かごで過ごせると、環境の変化によるストレスを抑えられます。

セキセイインコ1羽用の鳥かご目安(幅45×奥行45×高さ50cm)を基準に、各社の酸素室ケージのサイズと対応可否をまとめました。

会社・ケージサイズ(W×D×H)プラケース対応鳥かごが入るか備考
オーツーペット74×50×55cm
テルコム 小型ケージ60×40×40cm高さ40cm以下の小さめ鳥かごなら可
テルコム 中型ケージ80×55×55cm
ユニコム スクエアS50×60×50cm高さ50cmの鳥かごまで対応(7,150円購入)
ユニコム スクエアM60×90×60cmより余裕あり(9,900円購入)

※プラケース:幅20〜30cm程度の小型プラスチックケースが目安

実際に使用する鳥かごやプラケースのサイズをよくご確認いただきケージを選んでください。

酸素室にセットするのはプラケース?鳥かご?

酸素室ケージの中にセットするのは「プラスチックケース(プラケース)」か「普段の鳥かご」かというご質問をよく受けます。

鳥の状態によりますので、獣医師の指示に従ってください。

看護にはプラケースが推奨されることが多いです。
プラケースは密閉性が高く、より少ない流量で高濃度の酸素環境を作りやすいという利点があります。

鳥かごを使用する場合は、ご自身の鳥かごのサイズをケージの内寸と事前にご確認ください。鳥かごのサイズは商品メーカーによって異なります。

鳥類に使用可能な酸素室

この記事で紹介している3社はいずれも鳥類への使用が可能です。

会社鳥類使用可否根拠
オーツーペットメール問い合わせで確認済み(2025年7月)
テルコム公式FAQで鳥かごの使い方を案内
ユニコム公式サイトに鳥類使用可能と記載

オーツーペット(株式会社オーツーチャージ)からは、以下の回答をいただいています。

「鳥類の子でもご使用頂けます。呼吸の手助けや症状の緩和等でご利用いただいております。ケージ内に入る大きさのかごでしたら、かごごと酸素室の中に入れてあげてのご使用をお勧めいたします。」

(株式会社オーツーチャージ・メール回答 2025年7月)

テルコムも公式FAQ(Q19)で鳥かごの目張り方法を案内しており、鳥類への使用を想定した設計になっています。(テルコム公式FAQ

ユニコムについても公式サイトで鳥類対応が明記されています。

酸素濃度の安定性と酸素濃度計の必要性

「酸素濃度計は必要?」というご質問をよく受けます。

まず各社の酸素濃度の安定性と酸素濃度計の必要性を整理します。

会社濃度計理由
オーツーペット不要(自動安定設計)30〜40%を自動安定
テルコム不要(自動安定設計)30〜38%に自動安定
ユニコム必要口コミで安定性に問題あり(一晩中手動調整の報告)

鳥の在宅酸素療法では、酸素濃度を状態に合わせて調整することが大切です。

呼吸が苦しい緊急時は一時的に40%前後まで上げて呼吸を楽にさせます。状態が安定してきたら30%程度を上限に下げて維持し、呼吸が十分楽そうであれば15〜25%程度まで下げることも可能です。

注意が必要なのは「40%を超える高濃度を長時間(1時間以上・数日間)継続すること」です。酸素中毒を引き起こし、鳥に悪影響を及ぼします。

オーツーペット・テルコムの酸素室ケージ内の自動安定設計は、適切な範囲です。

ユニコムには酸素濃度の自動安定機能がなく、流量ダイヤルを手動で調整することで濃度が変わる仕様です(公式仕様より)。

ユニコムを実際に使用した飼い主さんの声
  1. 「30〜35%の中に収めたいのになかなか微妙でイライラ」「38.8%になってしまって業者に電話した」という声があります(参考①)。
  2. ユニコムの技術担当者自身も「濃度は一定に保つのはなかなか難しい」と回答しています(参考②)。
  3. 「気流がうまく循環しないと逆に濃度が高くなりすぎることがある」という指摘もあります(参考③)。

ユニコムは濃度計のレンタルが必須で、夜中も含めて人間がつきっきりで調整が必要になる可能性があり、飼い主の負担が大きくなります。

安全性・安定性の観点から、在宅酸素療法にはオーツーペットまたはテルコムの方がおすすめです。
どちらも自動安定設計のため、濃度計なしでも安心して使用できます。

酸素室の選び方とおすすめ

どの会社が最適かは、置かれている状況によって変わります。

コスパ重視の場合 → オーツーペット

長期(3ヶ月以上)の在宅看護が見込まれる場合、最もコストを抑えられるのはオーツーペットの12ヶ月プランです。
月額13,200円で、初期費用もケージ代も0円(モニターキャンペーン適用時)。
テルコム(小型プラン・濃度計なし)との差は年間10万円以上になります。

なお、「ユニコムで本体と濃度計だけレンタルし、自宅にあるケージを使う」という方法が数字上は最安ですが、酸素濃度が不安定という口コミが複数あり、飼い主の管理負担も大きくなるため、安定性の高いオーツーペットかテルコムで酸素室ケージを使用する方がおすすめです。

信頼性・動物病院の実績を重視する場合 → テルコム

「費用よりとにかく安心感が欲しい」という場合はテルコムです。
全国5,500院以上の動物病院と取引している業界最大手です。
かかりつけ医からテルコムを紹介された場合、引き続きテルコムを使えば担当医との連携もスムーズです。

ただし、テルコムとオーツーペットの費用差は年間10万円以上です。
この差額を治療費・検査費・保温グッズなど愛鳥のケアに充てられると考えると、費用の安いオーツーペットを選ぶことも十分な合理的判断です。
酸素室の費用を抑えて治療を継続しやすくする選択肢を知ってほしいと思います。

短期利用の場合 → プランと月数で変わる

オーツーペットには1ヶ月・3ヶ月・12ヶ月の3プランがあります。
テルコムは使った日数分だけ精算する日割り方式です。
全プランを含めて「何ヶ月利用か」で比較すると以下のようになります。

利用月数O2petの最安プランO2pet費用(ケージ含む)テルコム費用安い方
1ヶ月1ヶ月プラン57,300円(27,500+ケージ29,800)42,900円テルコム(差14,400円)
3ヶ月3ヶ月プラン95,800円(22,000×3+ケージ29,800)82,500円テルコム(差13,300円)
6ヶ月3ヶ月プラン×2161,800円(22,000×6+ケージ29,800)141,900円テルコム(差19,900円)
12ヶ月12ヶ月プラン158,400円(ケージ無料)260,700円O2pet(差102,300円)

※テルコム費用は小型ケージプラン・濃度計なしの場合(基本料9,900円+往路6,600円+月額19,800円×月数+回収料6,600円)。
※オーツーペット短期プランはケージを別途購入する必要があり(29,800円・買い切り)、その分が乗ります。ただしケージは契約終了後も手元に残るため、再度借りる場合は次回からケージ代がかかりません。
※公式料金:オーツーペット公式トッププラン詳細

オーツーペットのプランをまとめると:

プラン月額ケージ途中解約向いている利用期間
1ヶ月プラン27,500円/月29,800円(買い切り)不可きっちり1ヶ月だけ
3ヶ月プラン22,000円/月29,800円(買い切り)不可3ヶ月で終わりそう
12ヶ月プラン13,200円/月無料(モニターキャンペーン)不可長期利用

※オーツーペットは全プラン途中解約不可(契約期間満了まで料金が発生)。

短期利用(1〜6ヶ月)はケージ購入代(29,800円)が乗るため、オーツーペットよりテルコム(日割り精算)のほうが安くなります。一方、12ヶ月利用ではオーツーペットがテルコムより約10万円安くなります。

慢性的な呼吸器疾患や心疾患では半年以上になるケースは珍しくないため、長期化が見込まれる場合はオーツーペット12ヶ月プランが有力候補です。
利用期間が読めない場合は、かかりつけ医と相談のうえプランを選んでください。

おすすめはオーツーペット|詳細と申し込み

ここまでの比較を踏まえて、長期利用を前提とした在宅看護にはオーツーペット(12ヶ月プラン)をおすすめします。

おすすめの理由
  • コスト最安(月額13,200円・初期費用0円・ケージ無料)
  • 酸素濃度自動安定
事前に知っておきたい注意点
  • 途中解約不可
  • 動物病院紹介実績はテルコムより少ない

これはサービスの質の差ではなく、参入時期とビジネスモデルの違いによるものです。

テルコムは日本でペット向け在宅酸素療法を長年かけて普及させてきたパイオニアです。数十年にわたり動物病院との連携体制を築いてきたため、獣医師からの紹介実績が自然と積み上がっています。

オーツーペットは比較的新しいサービスで、動物病院経由の紹介よりも、飼い主がWebやSNSを通じて直接申し込むスタイルで広がっています。「かかりつけ医から紹介された」という後押しはありませんが、飼い主自身が費用や条件を比較して自分で選べるという利点があります。

「病院から紹介されていないと不安」という気持ちはよく分かります。ただ、在宅酸素療法の目的は愛鳥の呼吸を助けることです。オーツーペットは費用・操作性・酸素濃度の安定性でテルコムに引けを取らず、年間費用は約10万円以上安くなります。かかりつけ医に相談したうえで、費用負担を軽くする選択肢として検討してみてください。

酸素室は動物病院を受診し、獣医師の指示を受けてから使用してください。

酸素室の使い方・設置方法

酸素室はスイッチを入れるだけで使えるよう設計されています。
機械が苦手な方でも問題ありません。

届いてから使い始めるまで

手順
  1. 届いたらすぐに動作確認をする
  2. 設置場所を決める
  3. 鳥かごまたはプラケースをセットする
  4. 電源を入れて使用開始

開梱後、電源を入れて酸素が正常に出ていることを確認します。
不具合があればすぐにサポートへ連絡してください(オーツーペットの電話サポートは9:00〜18:00/土日祝含む。メール・チャットは24時間以内返信)。

直射日光が当たらない、換気ができる場所を選びます。
機器の排熱口をふさがないよう、壁から離して設置してください。

いつもの鳥かごまたはプラケースを、そのまま酸素室ケージの中に入れます。
必要に応じて保温器具も一緒にセットします。

(参考)保温方法(ヒーターとサーモスタットで30〜32℃に保温する)

(参考)加湿方法
酸素の風は乾燥しており、加湿なしでは呼吸器粘膜を傷めます。湿度50〜60%を目安に(冬場など50%が難しい場合も40%を下回らないよう管理してください)、濡れタオルをケージ近くに置く・霧吹きで噴霧するなどで対応してください。

スイッチを入れると自動的に酸素が供給され、酸素室ケージ内の濃度が安定します。

酸素濃度の調整方法
  • オーツーペット:本体に流量調整ダイヤルを搭載。酸素室ケージ内での使用のほか、カニューラ(直接吸引)での高濃度供給にも切り替えられます。
  • テルコム:本体はダイヤルなし。電源ONで固定流量(8〜10L/min)を送出し、酸素室ケージ側面のベンチレーション穴(小窓)の開口面積で酸素室ケージ内の実際の濃度を調整します。
  • ユニコム:流量ダイヤルで手動調整。安定維持には酸素濃度計の併用が必要です。

世話・掃除方法

酸素室ケージの扉を開けると酸素濃度が一時的に下がります。
日々の世話や軽い掃除は手短に済ませ、終わったらすぐに扉を閉めてください。

大掛かりな掃除が必要な場合は、酸素室ケージから鳥を出さないことが基本です。

【方法①】酸素室ケージ内に待機用プラケースを入れておく(推奨)

酸素室ケージにサイズの余裕がある場合は、普段の鳥かごとは別に「待機用プラケース」をケージ内に置いておきます。掃除中は鳥をそのプラケースに移し、酸素室ケージの扉を閉めたまま掃除します。鳥はケージ内の酸素環境から出ないため、酸素濃度が急低下するリスクがありません。

【方法②】鳥を待機用プラケースに移し酸素チューブを差し込む

ケージ内に余裕がない場合は、別のプラケースに鳥を移し、本体の酸素チューブを差し込んで酸素を供給しながら掃除します。

チューブからのかけ流しで酸素を供給します。ラップはしなくてもかまいません。

酸素室から急に出すと酸素不足に陥るリスクがあります。「少しの掃除だから大丈夫」と思わず、必ず酸素化を維持してください。

通院時の酸素供給

通院時は市販の酸素缶(携帯酸素スプレー)を用いて簡易酸素室を作る方法をおすすめします。

手順
  1. プラケースをラップで隙間なく密閉し、テープで補強した穴から酸素缶を20〜30秒噴射する
  2. 移動中は2〜3時間おきに空気を入替え、再度噴射して補充する
  3. 一般的な5Lの酸素缶は連続噴射で約100〜120秒で空になるため、移動時間が長い場合は数本備蓄しておく

詳しい作り方はこちらの記事で解説しています。

まとめ

この記事のポイントを整理します。

結論
  • 鳥におすすめのレンタル酸素室は、酸素濃度の安定性が高いオーツーペットかテルコム
  • コスパと酸素濃度の安定性を両立しているのはオーツーペット(12ヶ月プラン・テルコム比約102,300円安)
  • 動物病院での採用実績を重視するならテルコム(全国5,500院以上)

酸素室はあくまでも在宅看護のサポートです。
まずかかりつけの動物病院を受診し、獣医師の指示を受けてからご使用ください。

▶ オーツーペットの詳細・お申し込みはこちら

お願い

本記事は獣医師として丁寧に解説していますが、あくまで一般的な内容です。もし愛鳥さんの元気がない・膨らんでいるなど「おかしいな」と感じたら、ネットの情報だけで様子を見ず、すぐに動物病院を受診してください。飼い主さんの早めの判断が、小さな命を救います。飼い鳥には年2〜3回の定期的な健康診断をおすすめします。鳥の動物病院の探し方

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