旧ブログ「鳥の飼い方ブログ」
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プランター葬のやり方(埋葬方法・水やり・置き場所)|埋葬2年後の植え替え記録

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筆者は、プランター葬の植え替えを行いました。

埋葬後2年後に遺体を掘り起こし、大きなプランターに植え替えました。

実際の作業時の写真とともに、プランター葬の手順を紹介します。

小鳥の獣医
小鳥の獣医

筆者は、プランター葬を選び、後悔しています。

プランター葬のデメリットをご存じない方は、まず「プランター葬のデメリット」をお読みください。

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プランター葬のやり方

プランター葬は2種類あります。

  1. 火葬しないプランター葬(遺体を埋める)
  2. 火葬後のプランター葬(遺骨を土に混ぜる)

遺体と遺骨で必要な物と方法が変わります。

この記事では、埋葬する手順を詳しく解説していきます。

小鳥の獣医
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プランター葬には大きなプランターが必要で、意外とお金がかかります。事前に必要なものと選び方をご確認ください。

プランター葬に必要なもの

遺体を埋葬する方法

プランター葬の手順を示します。
太字は必須の手順です。

遺体を埋葬する手順
  1. プランターの準備(鉢底ネット・鉢底石)
  2. 土を入れる(10cmくらい)
  3. 遺体を埋葬する
  4. 鉢底ネットを置く(遺体と植物の仕切り)
  5. 土を入れる
  6. 植物を植える
  7. 飾り石を置く
小鳥の獣医
小鳥の獣医

2人で作業して30分ほどで完了しました。

プランターの準備(鉢底ネット・鉢底石)

プランターは排水用の穴が空いてます。
穴をふさぐように、鉢底ネットを置きます。

ネットの上に鉢底石を敷きます。

土を入れる(10cmくらい)

鉢底石の上に土を入れます。

プランターの底から1/3(10cm)くらいが目安です。

土は、全て培養土でも良いですが、培養土と腐葉土を半分ずつ混ぜて使うか、遺体の周りだけ腐葉土にすると、遺体の分解を促進できます。

遺体を埋葬する

遺体を寝かせて、土をかぶせて埋葬します。

鉢底ネットを置く(遺体と植物の仕切り)

植物を育てる場合、遺体の上に鉢底ネットを置き、プランターの中を上下に仕切ることをおすすめします。

  • 鉢底ネットより上:植物を植える部分
  • 鉢底ネットより下:遺体を埋葬する部分

植物の根が遺体にからみつくことを防止するためです。

(参考)ガーデニングに詳しい方のプランター葬のやり方(外部リンク)

小鳥の獣医
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一年草を育てると、枯れたら植え替えが必要になります。
植物の根が遺体にからみつくと、根と一緒に遺体が出てきてしまいます(体験談)

土を入れる

プランターがいっぱいになるまで土を入れます。

植物の種や苗を植える

必要に応じて、植物の種や苗を植えます。
植物を植えることで、土に還る環境が整い、遺体の分解が促進されるというメリットがあります。

プランター葬の植物について

飾り石(化粧石・マルチングストーン)を置く

最後に飾り石(化粧石・マルチングストーン)を置きます。

植物を植えない場合

飾り石を土の表面に敷き詰めて完成です。

種をまいた場合

しっかり芽が出てから、飾り石を置きます。
種をまいた直後は、発芽を妨げる可能性があります。

苗を植えた場合

苗が根付いたことが確認してから、苗から2〜3cm空けて、飾り石を敷きつめます。

火葬後の遺骨を埋葬する方法

火葬後のプランター葬の手順を示します。
太字は必須の手順です。

遺骨を埋葬する手順
  1. 火葬
  2. プランターの準備(鉢底ネット・鉢底石)
  3. 遺骨と土を混ぜながら入れる
  4. 植物の種や苗を植える
  5. 飾り石を置く

火葬

ペット葬儀会社に火葬、粉骨、返骨してもらいます。

火葬方法

プランターの準備(鉢底ネット・鉢底石)

プランターは排水用の穴が空いてます。
その穴をふさぐように、鉢底ネットを置きます。
その上に鉢底石を敷きます。

遺骨と土を混ぜながら入れる

プランターに、粉骨(粉状にした遺骨)と土を均等に混ぜながら入れます。

植物の種や苗を植える

必要に応じて、植物の種や苗を植えます。
植物を植えることで、土に還る環境が整い、遺体の分解が促進されるというメリットがあります。

飾り石を置く

最後に飾り石を置きます。

植物を植えない場合

飾り石を土の表面に敷き詰めて完成です。

種をまいた場合

しっかり芽が出てから、飾り石を置きます。
種をまいた直後は、発芽を妨げる可能性があります。

苗を植えた場合

苗が根付いたことが確認してから、苗から2〜3cm空けて、飾り石を敷きつめます。

プランター葬の水やり(植物なしでも必須)

プランター葬は、植物・花を植えても植えなくても、水やりが必要です。

理由は、遺体の分解に水が必要だからです。

プランター葬の仕組み

水やりをしないと、遺体の分解が進みません。

小鳥の獣医
小鳥の獣医

大切な愛鳥の遺体がミイラになって、いつまでも土に還らないという事態は避けたいですよね。

必ず定期的に水やりを行うか、雨の当たる場所に置いておきましょう。

多肉植物などの、毎日水やりをすると枯れてしまう植物は、プランター葬には不向きです。

プランター葬のデメリット(水やり以外に大変なこと)

プランター葬の置き場所は?室内に置ける?

プランター葬は、基本的にベランダなどの外に置くことをおすすめします。
室内は避けたほうが良いです。

外に置く場合、動物(猫やカラス等)に掘り起こされることがないように、置き場所は注意が必要です。

遺体を大きなプランターに深く埋葬したとしても、臭いや虫が発生する可能性があります。

遺体の分解を促進するために、プランター葬は水やりをする必要がありますが、プランターの底から、腐敗した水が出てくることになります。

なお、台風などの荒天時は室内に避難させる必要があります。

プランター葬のデメリット(置き場所以外に大変なこと)

プランター葬の掘り返し・植え替えを避けたい方へ

筆者は、プランター葬についての理解が十分でなく、プランター選びに失敗し、植え替えを行うことになりました。

小鳥の獣医
小鳥の獣医

遺体を掘り返すという行為&土に還っていく途中の遺体を目にしてしまうことは、とてもつらいものです。

遺体の掘り返しや植え替えを避けるためには、できるだけ大きなプランター(深さ30cm以上)に埋葬することが重要です。

まとめ

この記事では、プランター葬のやり方を解説しました。

小鳥の獣医
小鳥の獣医

筆者はプランター葬を行ってから、デメリットに気づき、とても後悔しています。

プランター葬のデメリット
  • 遺体を目にする可能性がある
  • 土に還るまでに10年以上かかる
  • 最後はごみとして処分せざるを得ない

プランター葬のデメリット

火葬して供養(手元供養、納骨、散骨)までしっかりと行った方が気持ちの整理も付き、ペットロスの予防にもなるのではないでしょうか。
まだ埋葬していない方には火葬を強くおすすめします。

火葬方法

大切な愛鳥とのお別れが、心穏やかで、より良いものとなるよう心から願っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

プランター葬の概要