旧ブログ「鳥の飼い方ブログ」
PR

【プランター葬】必要なもの10個|植木鉢・土・石など総額7000円

スポンサーリンク

この記事では、プランター葬に必要なものを、実際の写真付きで紹介します。

プランター葬に必要なもの10個
  1. プランター(深さ30cm以上)
  2. 受け皿
  3. 鉢底ネット
  4. 鉢底石
  5. 腐葉土
  6. 培養土
  7. 飾り石
  8. スコップ
  9. じょうろ
  10. 植物の種や苗

筆者は、プランター選びに失敗し、プランター葬の植え替えを行いました。

その経験をもとに、必要なものの選び方や注意点を紹介していきます。

参考にしていただけると幸いです。

小鳥の獣医
小鳥の獣医

筆者は、プランター葬を選び、後悔しています。

プランター葬のデメリットをご存じない方は、まず「プランター葬のデメリット」をお読みください。

スポンサーリンク

プランター葬に必要なものと値段

プランター葬に必要な物、値段の目安、選び方をご紹介します。

「遺体のプランター葬」と「遺骨のプランター葬」では、必要な物のサイズが異なります。

「遺体のプランター葬」に必要なもの

プランター葬に必要な物と値段の目安を表に示します。

プランター(深さ30cm以上鉢底石鉢底ネットは必須です。

必要な物素材・サイズ値段目的
プランター・素焼き鉢・テラコッタ鉢
・深さ30cm(10号)以上
3000円〜・耐久性あり
・空気を通す
(遺体の分解を促進)
鉢底石 2L300円・水はけを良くする
・空気を通す
鉢底ネット600円・土の流出と虫の侵入を防ぐ
・遺体と植物の間の仕切り
培養土 合計8.4L1000円植物が育ちやすい
腐葉土 遺体の分解を促進する
プランターの受皿500円床や地面が汚れるのを防ぐ
飾り石
(化粧石・マルチングストーン) 
約1kg1000円土が飛んでいくことを防ぐ
スコップ
植物の種や苗
じょうろ
合計5000〜7000円
プランター葬に必要なものと値段(火葬しないで遺体を埋葬する場合)
小鳥の獣医
小鳥の獣医

プランター葬の植え替えのために購入した物品総額は7000円でした。

正しい方法でプランター葬をすると、大きいプランターが必要なため、意外とお金がかかります。

料金が安いお見送り方法を検討している場合は、プランター葬より合同火葬がおすすめです。

自治体の合同火葬は3000円前後、ペット葬儀会社の合同火葬8500円〜です。

プランター葬は、埋葬後10年以上続く管理が大変です。
合同火葬して合同墓地に供養してもらうと管理は必要ありません。

「プランター葬で自然に還したい、植物を育てたい」という強い想いがなければ、プランター葬はおすすめしません。

小鳥の獣医
小鳥の獣医

お値段は張りますが、火葬すれば、納得行くまで自宅で供養して、最終的に納骨・散骨することもできます。

火葬方法

「遺骨のプランター葬」に必要なもの

火葬後のプランター葬に必要な物は、火葬しないプランター葬とほぼ同じです。

プランターのサイズと土の量は、少なくて済みます。

値段は、火葬の料金がかかるため、火葬しないプランター葬に比べると、高額になります。

必要な物素材・サイズ値段目的
火葬2〜3万円
プランター・素焼き鉢・テラコッタ鉢
・深さ15cm(5号)
500円・耐久性あり
・空気を通す
(遺骨の分解を促進)
鉢底石 0.2L300円・水はけを良くする
・空気を通す
鉢底ネット600円・土の流出と虫の侵入を防ぐ
培養土 合計1.2L500円植物が育ちやすい
腐葉土 遺骨の分解を促進する
プランターの受皿500円床や地面が汚れるのを防ぐ
飾り石
(化粧石・マルチングストーン) 
400g600円土が飛んでいくことを防ぐ
スコップ
植物の種や苗
じょうろ
合計3万円前後

火葬方法と料金

プランター(植木鉢)

プランターの大きさ・サイズ

「遺体のプランター葬」の場合

プランターのサイズは、できるだけ大きい方が良いです。

10号以上(深さ30cm以上)が推奨されています。

植え替えのために、筆者が購入したプランターを紹介します👇️

小鳥の獣医
小鳥の獣医

プランターは大きく重いので通販で購入しました。

大きいプランターが必要な理由
  • 早く土に還る(微生物による遺体の分解が進む)
  • 虫や臭いの発生を防ぐ
  • 土が水分を吸収して鉢底から水が流れ出るのを抑える
小さいプランターのリスク
  • 虫や臭いの発生
  • 遺体が出てくる(雨風、動物の掘り起こし)
  • 遺体がミイラ化して土に還らない

大きいプランターを選び、たっぷり土を入れ、遺体を深く埋葬することがポイントです。

「遺骨のプランター葬」の場合

プランターのサイズは、5号(深さ15cm)くらいが目安です。
火葬しないプランター葬に比べれば、小さくて済みます。
プランターが小さすぎると、土の量に対して遺骨が多くなり、植物が育ちにくくなるため注意が必要です。

素焼き鉢・テラコッタ鉢が良い

プランター葬のプランターの素材は、素焼き鉢・テラコッタ鉢が適しています。

  • 素焼き鉢:粘土を700〜800℃の低温で焼き上げたコーティングなしの鉢
  • テラコッタ鉢:デザインや産地の違いにより呼び名が違うが、素焼き鉢とほぼ同じ

素焼き鉢とテラコッタ鉢は、ほぼ同じもので、陶器でできたプランターです。
通気性が良いことが特徴です。

素焼き鉢・テラコッタ鉢が良い理由
  • 空気を通す
  • 耐久性がある

遺骨の分解には、空気が必要です。
通気性の良いプランターを選ぶことで、分解を促進し、早く土に還ります。
プランター葬の仕組み

プラスチック鉢はおすすめできない

プランターの使える年数の目安(日本の屋外)
  • 素焼き鉢・テラコッタ鉢:10年以上
  • プラスチック鉢:5〜10年

プランター葬にプラスチック鉢は向いていない

プラスチック鉢は、割れにくく扱いやすいですが、通気性が悪く、紫外線で劣化するので長期間(10年以上)使用できません。

売られているプランターはプラスチック鉢が多いため、選ぶときは注意が必要です。

小鳥の獣医
小鳥の獣医

写真は植え替え前のプランターで、100均で購入したプラスチック鉢です。

プランターの受皿はあった方が良い

プランター葬では、どうしても腐敗した水が流れ出てくることになります。
床や地面が汚れるのを防ぐため、プランター用の受皿は用意することをおすすめします。

プランターの底から出てくる水を受け止められば何でも良いです。
プランターとセットで販売されていることもあります。

プランターに合ったサイズの受皿を用意してください。

土の種類と必要量(培養土+腐葉土)

プランター葬は、培養土腐葉土を使います。

  • 培養土:植物が育ちやすいように複数の土と肥料が混ざて調整した土
  • 腐葉土:微生物が落ち葉を分解してできた土

腐葉土は、遺体の分解を促進します。

培養土だけでもプランター葬を行うことはできますが、培養土と腐葉土を混ぜて使うと、早く土に還ることが期待できます。

腐葉土だけでは植物は育ちません。混ぜて使いましょう。

遺体の周りは腐葉土、植物を植える部分は培養土にすると良いです。

土の量はプランターに合わせます。

鉢サイズ直径(cm)※土の量(L)
5号151.2
6号182.1
7号213.3
8号245.1
9号277.3
10号308.4
11号3310
12号3614

※一般的な植木鉢は直径と高さがほぼ同じ

鉢底石と鉢底ネット

水はけと通気性を良くして、プランターの中を環境を整えます。

  • 鉢底石:プランターの底に敷いて、水はけと通気性を良くする石
  • 鉢底ネット:プランターの底の排水穴から土が流れ出るのを防ぐネット

遺体の分解を促進し、虫の侵入防止、腐敗した土の流出防止に役立ちます。

鉢底石はプランターに合った量を用意しましょう。
10号なら2L、5号なら0.2Lが目安です。

飾り石(化粧石・マルチングストーン) 

飾り石(化粧石・マルチングストーン)とは、プランターの土の表面を覆う石のことです。

飾り石の効果
  • 虫の発生を防ぐ
  • 雨風で遺体が出てくることを防ぐ
  • 土の湿度を適度に保ち、土の微生物の活動を促進し遺体の分解を助ける
  • プランター葬の見た目を良くする

必須ではありませんが、使うことをおすすめします。

植物を植える場合、植え替えのたびに、取り除いて設置しなおすという手間がかかります。

鉢底石はプランターに合った量を用意しましょう。
10号なら1kg、5号なら400gが目安です。

植物・花

植物を植える場合は、種か苗が必要です。
植物・花の選び方は、こちらの記事で解説しています。
プランター葬の植物

火葬方法と料金(粉骨が必要)

火葬後のプランター葬を行う場合、ペット葬儀会社に依頼して火葬してもらいます。

プランター葬を行うためには、遺骨粉骨(遺骨を粉状にすること)して、返骨(遺骨を返してもらうこと)してもらう必要があります。

プランター葬に必要な火葬内容
  • 個別火葬
  • 粉骨
  • 返骨

サービス内容はペット葬儀会社によって異なるため、事前に確認が必要です。

料金は2〜3万円くらいが相場です。

火葬方法と料金

プランター葬のキット・セット

プランター葬のキットも販売されています。

火葬の遺骨を埋葬するための商品です。

火葬・粉骨は別途手配する必要があります。

まとめ

必要なものをまとめると、以下のとおりです(太字は必須)。

プランター葬に必要なもの10個
  1. プランター(深さ30cm以上)
  2. 受け皿
  3. 鉢底ネット
  4. 鉢底石
  5. 腐葉土
  6. 培養土
  7. 飾り石
  8. スコップ
  9. じょうろ
  10. 植物の種や苗

この記事では、プランター葬に必要なものを解説しましたが、まだ埋葬していない方には火葬をおすすめします。

小鳥の獣医
小鳥の獣医

筆者はプランター葬を行ってから、デメリットに気づき、とても後悔しています。

プランター葬のデメリット
  • 遺体を目にする可能性がある
  • 土に還るまでに10年以上かかる
  • 最後はごみとして処分せざるを得ない

プランター葬のデメリット

火葬して供養(手元供養、納骨、散骨)までしっかりと行った方が気持ちの整理も付き、ペットロスの予防にもなるのではないでしょうか。
後悔のないお見送りができそうか考えてみてください。

火葬方法

大切な愛鳥とのお別れが、心穏やかで、より良いものとなるよう心から願っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

プランター葬の概要